ユーカリスティア・ニュースレター2005年2月


Home  >   Eucharistia

ニュースレタ ー              第7号2005年2月2日発行

 

今年は 2 9 日(水)[灰の水曜日]から四旬節が始まります。この日より 3 27 日(日)の復活の主日までが四旬節に当たります。灰の水曜日は、カトリック教会では断食をするようです。一方、この日は旧暦(太陰暦)の 1 1 日でもあります。中国でいう春節で、一年の始まりとして盛大にお祝いをします。個人的には、寒風に交じる梅の香や、春の優しい風がどことなく感じられるこの季節が一年の初めであってくれる方が、しっくりくるような気がします。


<2
月の活動予定>

 

 

礼拝

聖研

10

11

12

ウェスレー

13

14

15

16

17

18

19

20

21

22

聖研

23

24

25

26

27

28

現神の扉

 

 

 

 

 

礼拝 11:00 am~

その他すべての講座 2:00 ~ 3:30 pm

<1月の活動報告>

l          礼拝― (1/8)説教:林昌子「キリスト教と近代性」。サムエル下11.2−12.12.

 

l           聖書研究会 (1 / 11、1 / 25) 「ロマ書」8.18−9.33。  8 19 節以下にしばしば登場する「被造物」という言葉について、特に西欧のキリスト教会が見落としてきた問題点、動物(や人間)に関してパウロの抱く世界観―ゾロアスター教的二元論的世界観との関連において―について学びました。また、 8 20 節や 9 5 節では、神学上大変重要な「誤訳」が指摘されました。さらに、 9 章全体について、アウグスティヌス以来予定論の根拠とされたことや、例えばウェスレーのような反予定論者たちの反論について学びました。 アウグスティヌス『告白』(岩波書店)、ベルナルダン・ド・サン=ピエール『ポールとヴィルジニー』、国木田独歩『運命論者』(南雲堂)、 The Works of Jonathan Edwards Yale University Press, 1959- .

 

l          ウェスレーを読む  (1 / 15) 4 ヶ月ぶりの開講となりました。野呂牧師が、ウェスレーにおける「第三の回心」の存在を否定する、その根拠となる事柄が幾つか挙げられました。ウェスレーが「キリスト者の完全」を出版する 1767 年前後を中心に、ウェスレーの刊行による「クリスチャン・ライブラリー」シリーズの内容や、ウェスレーの『日誌』およびメソジストの年会記録など、ウェスレー自身の内面が、外部的な資料によって検証可能であることを学びました。

 

l          現代神学の扉  (1 / 31) 日本の各地に祭られている水神。東京・ 中央区 にある水天宮や、各地に点在する弁才天、四国・香川の琴平(こんぴら)信仰など、日本古来の多くの宗教性が水に関わっています。このような宗教性は、キリスト教には見られるのか、という問題を出発点として、先月に引き続きモルモン教団について検討しました。スミスの後継者ヤングの苦労、彼らに対する迫害の激しさ。また、彼らの教理は旧約聖書の神観と深く関わっており、それが彼ら独特のパウロ書簡の解釈へとつながることを学びました。

とは、講義中に示された参考図書を指します。

<お知らせ&トピックス>

l          先日野呂牧師に『モルモン経』(ジョン・スミスによる経典)を手に入れたいと言われ、ネット上の本屋で探しましたがなかなか見つかりませんでした。ところがヤフー・オークションで出品されていたのです!しかも「名刺入り」。意図的な伝道なのか、それともたまたまなのか…。しかしさすがにそれは購入する気にはなれないということで、一般の出版社である Dobleday から出版されている版を購入した次第です。


>TOP