ユーカリスティア・ニュースレター2007年1月


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ニュースレタ ー         第30号2006年12月3 1 日発行

 

 

今月の礼拝は、私、林が説教を担当させていただきました。礼拝後の、牧師同士による「反省会」で、ものすごい指摘を野呂牧師から受けました。どうやら説教中、私は「紀元前 年」というべきところを、「… 4世紀 」と連呼していたようです。申し訳ございません。この場で訂正させていただきます(とほほ。)この際ですから白状しますが、深層心理学上の具体的な原因は不明ですが、私には変な癖があります。それは、とくに上下、左右、前後などを言い間違える癖です。大抵は、自分自身ですぐに気がつくのですが、もしも何かお気づきのことがあったら、ご遠慮なくご指摘ください。

 

 

月の活動予定

 

礼拝

カバラ

10

11

12

13

ウェスレー研

14

15

 

16

聖研

17

 

18

19

20

21

22

現神の扉

23

 

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30

聖研

31

 

 

 

 

礼拝 11:00 am ~

その他すべての講座 2:00 ~ 3:30 pm

 

 

 

教会員 ならびに 賛助会員 募集中!

 

ユーカリスティアの活動に賛同し、応援して下さる方々を随時募集しております。詳しくは〈お知らせ&トピックス〉の欄をお読みください。


<12月の活動報告>

●         礼拝(12/2)説教:林昌子「キリストの誕生」。コリントの信徒への手紙2 5.16-21。

 

●          聖書研究会(12/12)ヨハネによる福音書7.25-36

今回は、やや聖書を離れて、最近の新約聖書研究の一端を眺める講義となりました。アイルランド生まれの元司祭、ジョン・D・クロッサン氏の新著を取り上げて、パウロの姿を浮き彫りにするとともに、それとヨハネ福音書との関係について論じられました。なぜこの書物か、ということですが、クロッサンは最近の考古学的研究をも駆使して、パウロ書簡に書かれているパウロ自身の生涯と、ルカが使徒言行録で描いたパウロの回心ならびに伝道生活とが調和していない事実をつきつけているからです。このテーマは、おそらく、パウロとヨハネ福音書とが密接に関連し合っていて、ルカとヨハネ福音書とは極めて関連が薄いという事実を、私たちに突きつけるものとなるでしょう。この点への追究が、次回から行われる予定です。(図)John Dominic Crossan., Jonathan Reed.  In Search of Paul.  San Francisco , 2004.

 

●         ウェスレー研究会 休講

 

●          現代神学の扉(12/18)

前回で一応の決着をみた、パウル・ティリヒの「半ばの非神話化」理論。しかしながら、今度はティリヒが登場する背景を探り、それを現代のキリスト教の解き明かしにつなげなければなりません。そのようなわけで今回からは、大きなスケールの話を始めました。具体的には、近代神学と呼ばれるもの、つまりフリードリヒ・シュライエルマッハーから始まり、ドイツのチュービンゲン大学を中心にした宗教史学派とその完成者というべきエルンスト・トレルチまでを視野に入れて、今後の講義が展開されます。特に今回は、ダフィート・シュトラウスとヨハネス・ヴァイスによって、どのように福音書が合理的に研究されたか、その実態を紹介しました。

 

●          キリスト教的カバラ(12/4)

今回でカバラ研究会はカバラを実際に使う段階に入りました。それをカバラでは「魔術」と呼んでいます。しかしこの魔術は、瞑想と人生における諸問題を解決するためのものであって、通常、私たちが想像するような魔術ではありません。

 今回は、ひとつの例として、生命の樹をマーリン(アーサー王の側近の魔術師といわれた、伝説上の人物)によって簡易化されたやり方で表現する方法を、皆で学びました。それは、生命の樹の中央の柱を2枚のカードで表し、右と左の柱をそれぞれ1枚で表す方法です。これが作られたカバラの背景を復習しました。それとともに、リガルディのカバラ的な立場と、アレスター・クロウリーの「黄金の夜明け教団」のカバラ理解とを比較検討しました。リガルディの立場はあくまで、神と人間との対話が中心になっていますが、クロウリーの立場は、自己の「汝の意志の実行が、法である」という、最終的には人格神との対話がなくなっていることを学びました。

 

 

<お知らせ&トピックス>

 

●          年始につき、スケジュールの変動にご注意ください。(「キリスト教とカバラ」「聖書研究会」「現代神学の扉」が変則になっています。)

 



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