ユーカリスティア・ニュースレター2005年10月


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ニュースレタ ー            第15号2005年9月30日発行

9月
の礼拝時に野呂牧師より紹介された、千葉・市川にある真間の手古奈。万葉集にも登場します。また、グノーシス文献である「パウロ言行録」に登場する、パウロの弟子・テクラ。先の礼拝では、この2人の女性の生と死を比較することで、キリスト教が日本の民衆仏教を凌駕する点があるならば、それは何であるのか、が問われました。初秋の候、江戸川沿いを散策しながら、先の説教を思い起こしてみる、というのもよいかもしれませんね。

10 の活動予定

 

 

 

 

 

 

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礼拝

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ウェスレー

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聖研

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17 現神の扉

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聖研

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礼拝 11:00 am〜

その他すべての講座 2:00 3:30 pm

<9月の活動報告>

礼拝 (9 / 3)説教:野呂芳男「手古奈かテクラか」。マタイ福音書。

聖書研究会( / 14、28) ヨハネ福音書2.13−2.24. 9月14日の講義では、ひとまず聖書から離れて、野呂牧師による聖書の基本的な捉え方―聖書の読み方―が解説されました。野呂氏の聖書解釈を理解する上で、とても重要な部分ですので、より多くの方々がその方法に触れられるよう、何らかの形に表したいものです。28日は、13節以下の過越祭や神殿の記事より、旧約聖書とヨハネ福音書とがどのように関わるかを考察しました。また、24節より、ヨハネ福音書のイエス観を検討し、三位一体について考察しました。

●  ウェスレーを読む (9 / 10) ウェスレーの神学における中心的な教理である「キリスト者の完全」や「先行の恩恵」が、現代神学にとって重要な課題である、他宗教とキリスト教信仰の関わりや、同性愛の問題をどのように考えるべきかに、大きな役割を演ずる点を学びました。ウェスレーの神学では、旧約聖書の倫理観―同性愛の禁止や、正義の戦争に対する奨励など―は否定され、私たちがよりどころとすべきは新約聖書に表された、とくに山上の説教を土台とした倫理であるとされています。また、神の恩恵は、キリスト教という狭義の枠を越え、私たちが生きる社会全体に及ぶという思想を学びました。

現代神学の扉 (9 / 19) 『観音経』の続きです。まず、仏教、キリスト教ともに、その歴史は男性中心主義であったことが指摘されました。今日、仏教における女人禁制やキリスト教における女性司祭の禁止は徐々に緩和されてきているものの、この点においてはキリスト教の方が遅れていると言えるかもしれません。また、観音信仰とキリスト信仰を比較した場合、観音信仰では、この世におけるあらゆる存在を、汎神論とは違った形で包摂することが可能であること、つまり自分を守り、慰めてくれる、いかなる存在にも観音が顕現しているという信仰が許される観音信仰は、日本人には大変受け入れやすい点を、キリスト教の場合と比較しました。


       ※ <図 >とは、講義中などに示された参考図書を指します。

<お知らせ&トピックス>

●  野呂牧師著『ジョン・ウェスレー』 出版近況:いよいよ完成が近づいてまいりました!お待たせいたしましたが、 10 月中旬に、お届けできます。

  すでにご存知の方々も多いと思いますが、野呂牧師が、 日本キリスト教団本多記念教会 で、出張礼拝&説教を行います。説教のタイトルは「キリスト者の完全について」。日時:10月23日(日)、午前10時30分より。



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