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キリスト教神学や宗教研究に関する書籍や雑誌を出版している 、松鶴亭(出版部) の刊行物をご紹介します。


〔書籍のご案内〕 
  野呂芳男(著)
ジョン・ウェスレー
  >> もくじ
  
定価 3,500円+税   >> ご購入案内

〔もくじ〕
はじめに
第一章 生涯
 (1)父と母・幼年時代
 (2)第一の回心の頃――青年時代
 (3)宣教師としてのジョージア伝道
 (4)第二の回心
 (5)モラヴィア派とウェスレー
 (6)伝道生活の開始と友人・ホイットフィールド
 (7)不幸な結婚生活
 (8)ウェスレーとアングリカン教会(Anglican Church)
 (9)「意見」と「教理」の相違
第二章 どのようにして神を知ることができるか――神学的認識論
 (1)体験論と実存論的傾向
 (2)聖書の権威と体験
 (3)啓示と理性
 (4)実存論的傾向の再確認
第三章 人間について
 (1)アダムの完全と堕罪
 (2)人間の中における神の像と先行の恩恵
 (3)罪の理解
第四章 キリスト論
 (1)受肉の必然性
 (2)イエス・キリストの神性と人性
 (3)神の子の謙虚
 (4)キリストの登位
第五章 キリストの業
 (1)預言者なるキリスト
 (2)王者なるキリスト
 (3)祭司なるキリスト
第六章 義認と聖化
 (1)義認と聖化の内容および関係
 (2)義認前の悔い改め
 (3)信者の罪
 (4)最後の義認
 (5)人生の諸段階
 (6)信仰と愛
第七章 キリスト者の完全
 (1)教理の内容
   ?「完全」は絶対的なものではない
   ?愛を土台にした完全の勧め
   ?完全者におけるキリストの必要性
   ?完全追求における、第二の回心の重要性
 (2)ウェスレーはキリスト者の完全を体験していたか
 (3)キリスト者の完全の神学的意味
   ?次元的相違による完全論の解釈
   ?ウェスレーにおける、十九世紀以降の人間理解の欠如
   ?「キリスト者の完全」の教理の抽象的性格
   ?現代人として「キリスト者の完全」を理解する道
   ?終末の非神話化と完全論
 (4)キリスト者の愛
第八章 聖霊による確証
 (1)その教理
 (2)確証と最後の義認
 (3)確証と聖霊の結ぶ実
第九章 実存論的なウェスレー解釈と、別の立場の研究者たちとの対話
――アウトラー、ランヨン、カブ
 (1)対話の出発点――アウトラー
 (2)ランヨン
 (3)カブ
 (4)歴史の終末について
第十章 今後のウェスレー神学の研究方向
 (1)アウトラーを継承する研究者たち
   ?再説・ウェスレーと神秘主義
   ?第三の回心は存在したか
  (2)ウェスレーと近代
 (3)ウェスレーと実存論的神学
あとがきにかえて モグラの唄
ジョン・ウェスレー略年譜
参考文献
索引(事項/人物)

ご購入案内  野呂芳男『ジョン・ウェスレー』松鶴亭、3,500円

〔お申し込み〕  松鶴亭宛に、葉書かメールで。
1 ご氏名、送り先の郵便番号、住所、電話番号
2 ご希望の部数
3 ご希望のお届け法
4 その他、領収書などの有無をお知らせ下さい。
〔お届け方法〕
冊子小包(保証なし)、ゆうぱっく(保証あり)が可能です。
〔お支払い方法〕
本体 3,500円 + 送料340円(1冊、冊子小包の場合。2冊以上または冊子小包以 外のお届けをご希望の方はご連絡ください) 。郵便為替(払い込み)、郵便為替、現金書留のいずれかでお支払い下さい。お支払いの確認がとれましたら、本を発送いたします。
〔連絡先〕
松鶴亭(出版部) 
Eメール:  shokac@cb.mbn.or.jp
振替口座: 00130-3-549171  加入者名:松鶴亭

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〔雑誌〕

  黎明  Reimei  ――キリスト教神学と宗教の研究雑誌

 『黎明』(Reimei)といういささか難しい響きを持つこの雑誌のタイトルは、「夜明け」という意味を持つ。キリスト教神秘主義者ヤコブ・ベーメの著作名からちょうだいした。人々の価値観がますます多様化し、複雑化している現代社会の様相に、当然のことながら宗教も影響される。しかし同時に、宗教研究はその成果によって新しい価値観を生み出し、そしてそれらによって再び社会に貢献してゆかなければならないという、きわめて有意義な使命を担っている。
 この雑誌の刊行によって、キリスト教神学の、いやキリスト教神学のみにとらわれることのない、総合的な宗教研究の新しい流れが始まることを、私共は願って止まない。人類の歴史が始まって以来、宗教が常に人間にとっての希望であったように、この雑誌の刊行が、またひとつの新しい希望への道標となってくれればと願っている。
                  「創刊にあたって」より   1995年冬至 宗教研究室 松鶴亭(出版部)

■バック・ナンバー

これまでに、キリスト教神学と宗教研究に関する雑誌や単行本を数冊出版しました。下はそのリストです。在庫のあるものは販売できますので、ご所望の方は下記の場所にご連絡下さい。

 責任者 林昌子
 連絡先 e-mail   shokac@cb.mbn.or.jp

黎明 創刊号  1995年12月
黎明創刊号 〔目次〕
座談会 「史的イエスと現代のキリスト教信仰」(宇都宮秀和/佐藤研/丹羽清治/野呂芳男)
1 『イエスのミステリー』の分析と、評価の違い 2 史的イエスは復原できるのか/キリスト教信仰にとって史的イエスの持つ意味は何か 3 現代における史的イエスの代表的な理解とキリスト教の相対化について 4 現代人としてイエスを信じるとは、どういうことか
論文 笠井恵二「ティリッヒの聖書理解」
論文 林昌子「失われた神学を求めて」
エッセイ 野呂芳男「『慈子(あつこ)』の思い出」
総142頁
定価 2000円 (品切れ)

黎明 第2号 1996年12月
黎明2号 〔目次〕
特別寄稿 ヴァルド・ヴィリエルモ「わが魂のオデッセイ」
対談 「現代のキリスト教信仰を語る」(喜田川信/野呂芳男)
1 今、何故にニーチェなのか 2 ニーチェと聖書・聖書解釈のあり方につて 3 人間は神の刑罰を受けねばならないのか/イエスは人間への刑罰を、代わりに背負って死んだのか 4 ニーチェと古代の宗教性 5 「神と無」の神話 6 宇宙時代の到来とともに
論文 岩田成就「非神話化の諸層:ブルトマンとエリアーデの神話理解をめぐって」
論文 林昌子「現代神学の批判的一考察:バルト神学、存在論的、神の死の神学について」
エッセイ 野呂芳男「ボールドウィン『もうひとつの国』とキリスト教<前編>」
総149頁
定価 2000円 (在庫あり)

黎明 第3号 1997年12月
黎明3号 〔目次〕
対談 キリスト教と他宗教との対話(道教編)(窪徳忠/野呂芳男)
1 私たちの身近にある道教 2 庚申信仰 3 道教と神道 4 道教とはどういう宗教か 5 道教の諸教団 6 道教と輪廻転生 7 自然宗教 8 お札、おみくじ、占い 9 道教と他力本願 10 道教の布教
論文 山田香「初期キリスト教葬礼美術における牧歌的田園風景描写」
論文 大城信哉「十七世紀ピューリタニズムにおける予定論の原型──ウィリアム・パーキンズにおける予定論の原型──ウィリアム・パーキンズ『黄金の鎖』について」
論文 藤原一弘「A・ヴェルクマイスターにおける数学的音楽観の変遷──四科的音楽観から数学的方法論へ」
論文 「現代神学の分岐的模索──エドウィン・ルイス『キリスト啓示の哲学』を中心に」
エッセイ 三田和芳「民衆仏教としてのわがキリスト教──伏見稲荷大社研修ノートから」
エッセイ 野呂芳雄「諸宗教を根底づけるキリスト──聖母マリヤ信仰を忠臣として」
総174頁
定価 2000円 (品切れ)

黎明 第4号  1999年3月
黎明4号 〔目次〕
対談 「聖書における世の終わりをどう考えるか」(村上良夫/野呂芳男)
1 ニューイングランドと終末論 2 安息日尊守と神の刑罰としての災害 3 イングランド超絶主義と、終末待望の諸教派 4 エレン・ホワイトについて、及び、ジョン・ウェスレーの終末論 5 スピリチュアリズムの霊魂不滅論と終末論 6 キリストの神性と終末待望の諸教派 7 「ダニエル書」や「ヨハネ黙示録」の解釈について 8 現代における終末論 9 終末と宇宙論 10 結び
論文 宇都宮秀和「全体性の回復──ミルトンの聖書解釈」
論文 清水光雄「ウェスレーの啓蒙思想」
論文 大城信哉「イングランド宗教改革期の非カルヴァン的予定論」
エッセイ 野呂芳男「ボールドウィン『もうひとつの国』とキリスト教(後編)」
総178頁
定価 2000円 (品切れ)

黎明 第5号  2001年5月
黎明5号 〔目次〕
対談 「福音の演劇的理解について」(佐藤研/野呂芳男)
各福音書が書かれた年代の設定/終末期待はイエスにもあったか/福音書の演劇的理解/キリスト教と他宗教との類似と相似・予型論/イエス、パウロ、ヨハネ/イエスの復活について/キリスト教と存在論/悲劇/悲劇としての「マルコによる福音書」/キリスト教の伝道
読者座談会 「キリスト教・本年の話」(池羽伸美/大城信哉/當麻守彦/常盤陽子/(司会)林昌子)
教会の現状とは/新しいサイクルに入りつつあるキリスト教/企業者の見た教会とは/キリスト教を批判的に見る/キリスト教がこれ迄に与えてきたもの/伝道されることはうっとうしいか/宗教の教理と社会的現実/決断としての信仰/競合する諸宗教/キリスト教の独自性とは/キリスト教と他宗教との対話/将来の教会のあり方と個人祭壇/信仰生活における象徴の問題/キリスト教と社会/
エッセイ 野呂芳男「女神信仰と『ピノッキオの冒険』」
論文 岩田成就「<史的イエス>の問題──リクール解釈学の視点から」
論文 笠井恵二「現代における性の問題」
論文 川島貞雄「<不正な管理人>の譬え(ルカ16・1〜13)
論文 喜田川信「日本古代宗教思想とキリスト教との接点模索──折口信夫を媒介として」
総164頁
定価 2000円 (在庫僅少)

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〔単行本〕

野呂芳男『キリスト教の本質』 松鶴亭出版部、1995年
キリスト教の本質 〔目次〕
1 民衆宗教としてのキリスト教
2 伝承と伝統
3 ヘブライ的なものとギリシア的なもの
4 実存論的神学
5 究極的なものと絶対的なもの
あとがき
総62頁
定価 1200円 (品切れ)

野呂芳男『キリスト教神学と開けゆく宇宙』 松鶴亭出版部、1996年
キリスト教神学と開けゆく宇宙 〔目次〕
1 大宇宙における生命
2 キリスト教史と宇宙論
3 テイヤール・ド・シャルダンの思想
4 開けゆく宇宙とキリスト
5 ナザレのイエス
6 開けゆく宇宙と神
あとがき
総81頁
定価 1500円 (在庫あり)


松鶴亭 (出版部)  
 責任者 林昌子

 連絡先  E-MAIL     shokac@cb.mbn.or.jp


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