ユーカリスティア・ニュースレター2006年1月


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ニュースレタ             第16号2005年11月02日発行

 インマヌエル(=神、私たちと共にいます)、アーメン(=本当に、その通りです)」。この言葉の由来は『ジョン・ウェスレー』巻頭で紹介されていますが、題目「南無(=帰依します)阿弥陀仏」と本当にコンセプトが似ていますね。しかし、後者は人間の側の意識や行動が問題になりそうな感じですが、前者の場合は、追い払っても人間に付いて離れない、どこまでもついてまわる神の愛の大きさが表されているように思います。

12 月の活動予定

 

 

 

 

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3 Xmas 礼拝

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ウェスレー

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現神の扉

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礼拝

礼拝 11:00 am~

その他すべての講座 2:00 ~ 3:30 pm

<11月の活動報告>

● 礼拝(11/5)説教:林昌子「敬虔と正義」。ローマ人への手紙 3.1−20。

● 聖書研究会(11/9) ヨハネ福音書3.16−3.21 とくに18節「御子を信じる者は裁かれない。信じない者は既に裁かれている」は、未来に起こると期待されていた出来事が、すでに過去に起こってしまっているという、ヨハネの記者による逆転の発想ですが、この部分はR・ブルトマンが非神話化論を展開するにあたって検証した、有名な箇所です。講義では非神話化論の概論から、その問題点の指摘や発展した議論までが紹介され、さらに聖書の他の部分、おもにパウロの終末の考え方や、古代ペルシアにおける終末観なども検討されました。

● ウェスレーを読む(11/12) ウェスレーの義認論について、とくに「義認前の悔い改め」について、第1の回心と第2の回心の場合でどのように異なるのかを検証しました。とくに第1の回心時においては、義認よりも悔い改めが強調され、その場合、義認前の悔い改めがどうせめぎ合うのか、ウェスレー自身、まだはっきりしない部分であることなどが紹介されました。次に、聖霊に関する理解の、西方(とくにアウグスティヌス)と東方、各教会における違いとウェスレーの立場の検証から、滝沢克己氏の「第1の接点、第2の接点」論とウェスレーとの関係を考察しました。

● 現代神学の扉(11/21) Q資料の説明を皮切りに、その解釈をめぐる、主に新約界の動きを紹介することを通して、原始キリスト教・仏教・ギリシア思想(特に犬儒派)との関係を考察しました。(○図グルーバー、ケルステン『イエスは仏教徒だった?』、バートン・マック『失われた福音書』特に前者の本で指摘されているのは、小乗(南伝)仏教とQの共通性ですが、その点をどう考えるべきか、野呂牧師の著書なども踏まえて皆で考える機会を持ちました。○図野呂芳男『キリスト教と民衆仏教―十字架と蓮華』

<お知らせ&トピックス>

● 年末のスケジュールの変動にご注意ください。なお、12月の「聖書研究会」は日程の調整がつかないため、休講となります。

● 12月3日(土)は、クリスマス礼拝となります。礼拝後の食事会では、今回の本作りにあたっての、編集裏話、エピソードなどを交えて報告をさせていただき、さらに『ジョン・ウェスレー』への愛着を深めていただけるような時を皆さんと共有したい、と考えております。

●2006年、年始の礼拝は通常通り、第1土曜日に行う予定です。


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