ユーカリスティア・ニュースレター2006年6月


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ニュースレター    6月           第 23 号2006年5 月30 日発行

この1ヶ月間は、一年でもっとも気持ちのよい気候を楽しめるはずでしたが、私たちの期待に反して悪天候が続いています。この間、まるでこの気候に合わせるかのように、嫌な事件が多かったように思います。国内で起こった、特に子供に関する悲惨な事件が相次いだことに加え、最大の悲劇はジャワ島で起きた大地震の結果、多くの人々が亡くなったり怪我をしたり、家を失ったりしたことだと思います。ここに、謹んで哀悼の意を表させていただきます。

 

 

6月の活動予定

 

 

 

 

礼拝

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ウェスレー研

11

12

13

聖研

14

 

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18

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現神の扉

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聖研

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30

礼拝 11:00 am〜  その他すべての講座 2:00 ~ 3:30 pm

 

 

<5月の活動報告>

 

礼拝 (5 / 6)説教:野呂芳男「水と血と霊」。ヨハネの手紙(1)5.6‐21。

 

聖書研究会 (5 / 9) 5章31節‐6章15節。

v.31-47 :ここでは2つの主題が提起されました。ひとつは、この記事が「イエスに師事する派」対「バプテスマのヨハネに師事する派」の両教団が、当時存在していたことを示唆するものであることです。そして、彼らによる精神的軋轢が表現されている箇所であることがまず、指摘されました。第二点目としては、グノーシス的思想傾向を帯びた著者ヨハネの、旧約聖書と新約聖書(とくに共観福音書)を、一貫させようとする立場が現れているという面です。なお、旧約聖書の研究者エルムスリについての興味深い言及もありました。 v.1-15 :ここで指摘されたのは、カトリック教会をはじめ、いわゆる伝統的なキリスト教会による聖餐式のあり方が、少なくともこの部分のコンセプトとマッチしない点があるということです。歴史上対立してきた、聖餐式に関する2つの立場について、この記事から検証を行いました。

(図) Elmslie, W.A.L. How came our faith; A study of the religion of Israel and its significance for the modern world.

 

ウェスレー研究会 (休講)

 

 

現代神学の扉 (5 / 29) 

野呂牧師の講義ではしばしば起こることなのですが、導入部の話題で、全体の半分以上の時間を費やしてしまいました。その話題とは2つ、「養蚕祖神について」と、「『ダ・ヴィンチ・コード』について」でしたが、どちらの話も受講者の方々から始まった話題でしたが、それが講義本文の話へと見事に結び付けられる形で終わりました。さて本文ですが、こちらではキルケゴールの「人生の諸段階について」の論考が、できるかぎり分かりやすく紹介されました。上に述べた事情で、キルケゴールの方は導入部までしか立ち入れなかったこともあり、この、キリスト教信仰者にとって大変重要な問題は、この先2,3回をかけて解説されることになります。 浅野順一編『キリスト教概論』創文社。



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