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Bibliography-B    野呂芳男書誌(年代順)    / Bibliography-A  ジャンル別


 全ジャンル(著書、論文、エッセイ、翻訳、書評、対談や座談会など)を年代順にまとめています。また、口頭による発表や講演で後に印刷されていないものも参考のために掲載しています。野呂芳男本人の詳細な覚え書きをもとにしているので、かなり網羅できていると思いますが、なお漏れているものがあるかも知れません。もし未記載の論文などにお気づきの点がありましたら、管理者までご連絡いただければ幸いです。青く表示されている論文は、このサイト内で読むことができます。また青く表示されている著書は現在入手可能な本で、Web書店などにリンクしています。

 ここにあげられているものは主として研究活動に関する仕事です。教育・牧会活動に関する仕事(大学や朝日カルチャーセンター、および教会での説教や講座など)の記録の一部が聴講者の筆記や録音テープなどによって残されていますが、こここには含まれていません。研究活動に関するものでは、この他に未発表の論文、たとえば『実存論的神学』改訂版(1964年版を改訂し、新たに2章を加えたもの)および、再晩年に書かれた遺稿などが数編あることが確認されていますが、それについては今後発表され次第記載します。



1948年(22-3歳) 日本基督教神学専門学校卒業。阿佐ケ谷教会担当教師。
「ジョン・ウェスレーに於ける義認と聖化」 日本基督教神学専門学校卒業論文、昭和22(1947-48)年度。
・「ウェスレーにおける義認と聖化?」『福音と時代』9月号、新教出版社、1948年、9月。
・「ウェスレーにおける義認と聖化?」『福音と時代』11月号、新教出版社、1948年、11月。

1949 (23-4 )   ドルー大学神学部修士課程入学。

1952 (26-7 )   ユニオン神学校博士課程入学。

1953 (27-8 )  
・「ジョン・ウェスレーに関する文献」『神学』東京神学大学、1953年、12月。

1955 (29-30 )   ユニオン神学校より神学博士号(Th.D)受領。
・"Impassibilitas Dei" TH.D論文(ユニオン神学校へ提出)1955年。現在 コロンビア大学図書館 にて閲覧可能。 

1956 (30-1 )   帰国。 青山学院大学文学部基督教学科講師(組織神学)
・「時と永遠」『神学』東京神学大学、1956年、11月。(※後に改訂の上、『実存論的神学』第7章「時と永遠」として編入)。

1957 (31-2 )  青山学院大学文学部基督教学科助教授。 日本基督教団青山学院教会主任担任教師。
・"The Theology of Friedrich von Hugel" 『紀要』創刊号、青山学院大学文学部、1957年、70-114頁。
・「話し合い(Communication)の問題と神学的認識論」『神学』13号、東京神学大学神学会、1957年11月、23-48頁。(※後に改訂の上、『実存論的神学』第2章「話し合いの問題と神学的認識論」として編入)。
・「インマヌエル」『福音と世界』新教出版社、1957年12月号、8-17頁。

1958 (32-3 )   東京神学大学で半年間講義のため来日したカール・マイケルソンと交流。
・「カール・マイケルソンのことども」『神学』東京神学大学、1958年冬・夏季合併号、136-138頁。
・「フリードリッヒ・フォン・ヒューゲルの神学」『基督教論集』第6号、青山学院大学キリスト教学会、1958年、1-31頁。

・「虚無への勝利(マタイ6:16−34)」 『福音と世界』1958年7月号、新教出版社、2−5頁。
・<翻訳>ウェスレー説教三篇『キリスト教古典叢書:ウェスレー編』新教出版社、1958年7月。
・<対談>「日本の神学と世界の神学―マイケルソン教授を囲んで」Dr.Carl Michaelson(ドルー神学校、組織神学教授)、野呂芳男、熊澤義宣、『福音と世界』1958年10月号、新教出版社、50−59頁。


1959 (33-4 )   ウェスレー著作刊行会委員

・福音と人間の結合点」 『福音と世界』1959年5月号、新教出版社、32−37頁 。
・『新生へのみちしるべ』日本基督教団青山学院教会神学生会、1955年印刷、1959年発行。
・<翻訳>マイケルソン『危機に生きる信仰』新教出版社、1959年5月(荒井献と共訳)。
・<書評> G・A・ターナー『ウェスレー神学の中心問題』福音文書刊行会 ――――『興文』1959年5月号、キリスト教出版協会。
・<書評> オランダ改革派教会教書『カトリックとプロテスタント』、乾慶四郎訳、新教出版社> ――『福音と世界』1959年6月号、新教出版社、25頁。
・「実存論的なキリスト論への一試み」 『基督論の諸問題−石原謙博士喜寿祝賀論文集』創文社,1959、243-275頁。(※後に改訂の上、『実存論的神学』第6章「キリストとしてのイエスの出来事」の2-3節として編入)。
・<対談>「日本の神学と教会の課題」高崎穀(司会)、野呂芳男、大内三郎、渡辺信夫、新見宏、佐藤敏夫、佐古純一郎、『福音と世界』1959年9月号、新教出版社、18−31頁。
・<翻訳>エドウィン・ルイス「学者、伝道者、神学者としてのジョン・ウェスレー」『ジョン・ウェスレー No.2』ウェスレー著作集刊行会、1959年11月。
・「最近のウェスレー研究」 『興文』1959年8月号、キリスト教出版協会、8-9頁。


1960 (34-5 )  日本ウェスレー学会委員長
・<翻訳>ウェスレー『ウェスレーの神学』新教新書16、新教出版社、1960年3月。(学生3名と篇訳)。
・「ポール・ティリックの神秘的存在論」『神学』東京神学大学、1960年、10月、40-55頁。
・<翻訳>リンドシュトレーム「ジョン・ウェスレーの神学」『ジョン・ウェスレー No.2』ウェスレー著作刊行会、1960年、10月。
・<書評> 「実存論的な組織神学への試み――C・マイケルソン『実存と歴史』野呂・小田垣訳、新教出版社」 ―― 『福音と世界』1960年11月号、新教出版社、66−69頁。
・<口頭>「ウェスレーの体験主義について」ウェスレー学会東京地区、1960年11月12日。
・<翻訳>ハルバーソン編『キリスト教神学辞典』日本基督教団出版部、1960年12月。


1961 (35-6 )    青山学院教会主任担任教師辞任。日本基督教団みずき教会開設
・「贖罪論の実存論的理解方向」 『パウロ研究−松本卓夫博士古稀祝賀論文集』創文社,1961、209-238頁。(※後に改訂の上、『実存論的神学』第6章「キリストとしてのイエスの出来事」の4-5節として編入)。
・<書評> 土居真俊『ティリッヒ』日本基督教団出版部 ―― 『興文』1961年3月号、キリスト教出版販売協会、12頁
・<翻訳>ウェスレー『説教集』上、ウェスレー著作集刊行会、1961年9月。
・<書評> ブルトマン『原始キリスト教』米倉充訳、新教出版社 ――『福音と世界』1961年10月号、新教出版社、50頁。


1962 (36-7 )  青山学院大学文学部神学科教授。

・<書評> N・フェレー『キリストとキリスト者』緒方純雄訳、新教出版社 ――『興文』1962年2月号、キリスト教出版販売協会、11頁。
・「神学における主観客観構造の超克」 『基督教論集』第9号、青山学院大学基督教学会、1962年、97-119頁。(※後に改訂の上、『実存論的神学』第5章「神学における主観―客観構造の超克」として編入)。
・<書評> 熊澤義宣著『ブルトマン』日本基督教団出版部 ―― 興文』1962年7月号、キリスト教出版販売協会、12頁。
・「実存論的神学の系譜」『日本の神学』第1号、日本基督教学会、1962年、113-123頁。
・「現代状況と福音の理解」『青山学院大学文学部紀要』第6巻、1962年, 57-85頁(※後に改訂の上『実存論的神学』第1章「現代状況と福音の理解」として編入)。
・「愛・人格の創造」『賀川豊彦全集15』月報3、キリスト新聞社刊、1962年(11月10配本)。
・<口頭>「ウェスレーの神学の現代的意味」ウェスレー学会関西地区、1962年11月24日。


1963 (37-8 )  
・<翻訳>ウェスレー『説教集』中、ウェスレー著作刊行会、1963年3月。

『ウェスレー』人と思想シリーズ(日本基督教団出版部) 1963年、5月。

  ? 生涯
  ? 神学的認識論
  ? 人間論
  ? キリスト論
  ? キリストの業(わざ)
  ? 義認と聖化
  ? キリスト者の完全
  ? 聖霊による確証
  あとがき

・「ウェスレーの信仰の性格」 『ウェスレーとカルヴィニズム』(ウェスレ ーとカルヴィニズム双書1)日本ウェスレー協会、1963年。
・「悪」以下6項目『キリスト教大辞典』教文館、1963年6月。
・「死後の命」『青山学院大学文学部紀要』第七号、1963年、247-272頁(※後に改訂の上、『実存論的神学』第8章「死後の命」として編入)。


1964 (38-9 )

・<書評> 「『新約思想の成立』の独創性と問題性」:『新約思想の成立』新教出版社 ―― ――『福音と世界』1964年3月号、新教出版社、62−66頁。
・「キリスト教の実存論的理解」 『創文』1964年4月6日号、創文社、12−13頁。
・<口頭>「義認の体験について」ウェスレー学会東京支部、1964年5月25日。

・『実存論的神学』創文社 、1964年、6月
  
  まえがき
  第1章 現代状況と福音の理解
  第2章 話し合いの問題と神学的認識論
  第3章 啓示と実存
  第4章 ポール・ティリックの存在論
  第5章 神学における主観-客観構造の超克
  第6章 キリストとしてのイエスの出来事
  第7章 時と永遠
  第8章 死後の命
  あとがき
  
   6月 10日出版。
  10月 2日 青山学院大学神学部主催『実存論的神学』合評会山本和(関東学院大学神学部)をゲストに。
  11月30日 古屋安雄(国際キリスト教大学)宅にて合評会。
          佐藤敏夫(束京神学大学)、大木英夫、八木誠一(関東学院大学神学部)、喜田川信(日本ナザレン神学校)が参加。
 

・<口頭>「ウェスレーの神学の現代的意味」ウェスレー学会長崎地区、1964年6月11日。
・<口頭>「ウェスレーの神学の現代的意味」ウェスレー学会福岡地区、1964年6月12日。
・「信仰と歴史」『大学キリスト者』日本YMCA同盟学生部、1964年7月。
・<口頭>「ウェスレーの神学の現代的意味」ウェスレー学会研修会、1964年9月8日。
・<口頭>「実存論的神学の聖書論」日本基督教学会、1964年11月17日。
・<口頭>「神学的方法論としての聖書解釈の問題」日本基督教学会、1964年、11月17日。

・「聖餐の実存論的理解」 『宣教と神学−浅野順一博士献呈論文集』創文社,1964、401-446頁。

1965 (39-40 )   11月8日飛行機事故によりカール・マイケルソン死去。

・<口頭>題目不明(『実存論的神学』について)関東学院大学神学部、1965年1月28日 ※「実存論的神学の批評に答えて」による
・<口頭>「ウェスレー神学の特質」ウェスレー学会弘前地区、1965年5月23日。
・<口頭>「宣教と神学」奥羽教区エクステンション・レクチャー、1965年5月25日。
・「実存論的キリスト教と倫理」 『理想』理想杜、1965年。
・「ウェスレー『キリスト者の完全』」『キリスト教名著案内』日本基督教団出版部、1965年6月。
・<口頭>「ジョン・ウェスレーと近代の精神」ウェスレー学会研修会、1965年、9月8日。
・「神学方法論としての聖書解釈学の問題」 「日本の神学?』日本基督教学会、1965年、128-132頁。
・「愛の実存」『聖書と神学』関束学院大学神学部、1965年。
・「実存論的方法論確立の苦悶」 『興文』1965年12月号、キリスト教出版協会、2−5頁 。

・「現代英国の神学者たち」 『福音と世界』1965年12月号、新教出版社、64−70頁


1966 (40-1 )

・<書評> 「教会的実存主義の香気:熊野義孝『教義学・第三巻』新教出版社」 ―― 『福音と世界』1966年2月号、新教出版社、64−68頁。
・「神学における歴史と自然の問題」『紀要』青山学院大学文学部、1965年
・「『実存論的神学』の批評に答えて」 『基督教論集』第12号、青山学院大学基督教学会、1966年。
・「カール・マイケルソンの神学」『聖書雑誌』日本基督教団出版部、1966年12月。
・<口頭>「ウェスレー神学における啓示と体験」ウェスレー学会研修会、1966年、9月7日。
・「ウェスレーのキリスト論の実存論的傾向」『論集』青山学院大学一般教育部会、1966年11月。
・「宗教攻革と近代」(浅野順一編『キリスト教概論』)創文社、1966年。

1967 (41-2 )  Northeast Asia Journal of Theology の創刊.編集長(〜1971年)。

・<口頭>「ウェスレーにおけるキリスト者の完全」ウェスレー学会研修会、1967年9月7日。
・「ニヒリズムとキリスト教倫理」
『福音書研究』創文社、1967年。
・「実存論的視角より回顧した弁証法的神学」『理想』理想社、1967年。
・<翻訳>ウェスレー「神学論文」上、ウェスレー著作集刊行会、1967年9月。(藤井孝夫と共訳)。
・"The Character of Jhon Wesley's Faith"(Wesleyan Studies No.3)1967,Wesleyan college,Macon,Georgia, 1967.
・"Wesley's Understanding of Christian Perfection"(Wesleyan Studies No.3)1967,Wesleyan college,Macon,Georgia,1967.

1968 (42-3 )   ウェスレー研究のため英国、米国へ旅行。 (6-9月)
            「日本組織神学の会」創設(10月)。
            青山学院大学、学生によるバリケード封鎖(11月)。
・「神の死と人間」『理想』理想社、1968年
・「キリストと歴史」『キリスト論の研究』創文社、1968年。
・「キリスト教と倫理」キリスト教文化講座シリーズ3、青山学院初等部、1968年、12月。
・<翻訳>『実存と歴史』新教出版社、1968年12月。(小田垣雅也と共訳)。
・「シュヴァイツァーの『生への畏敬』」『基督教論集』第14号、青山学院大学基督教学会、1968年、209-230頁 (※後に改訂の上、『実存論的神学と倫理』創文社、1970年の第三章「神学と倫理」に編入)。


1969 (43-4 )    8月 大学の要請により機動隊200名出動。

              10月 青山学院大学文学部長・同法人評議員に就任(1971年9月まで)。
・「ウェスレーの聖霊理解と近代精神」キリスト教文化講座シリーズ3、青山学院初等部、1969年3月。
・"Christ and History", The Northeast Asia Association of Theologicay, 1969, Northeast Asia Association of Theological Schools.
・<書評> アルタイザー/ハミルトン『神の死の神学』小原信訳、新教出版社 ――『聖書と教会』1969年5月、日本基督教団出版局、48-50頁。
・<書評> 八木誠一『キリストとイエス』講談社 ――――『興文』1969年6月号、(財)キリスト教文書センター、19−20頁。・"Transcendence and Immanence in Contemporary Theology", 1969, The Northeast Asia Journal of Theoligy, Northeast Asia Association of Theological Schools.


1970 (44-5 )    3月 京都大学より文学博士号受領。

『実存論的神学と倫理』創文社、1970年7月30日。
 
  第1章 実存論的神学の展開方向
  第2章 神の死と実存論的神学
  第3章 神学と倫理
  第4章 ラインホルト・ニーバーの政治思想
  あとがき

・「人間論」『教義学講座?』日本基督教団出版局、1970年、205-244頁。


1971 (45-6 )   7月 青山学院文学部神学科を退職(事実上の解雇)。みずき教会を退任。
・"Wesley's Theoligical Epistemology", The Iliff Review, 1971, Iliff Theological Seminary, Denvor.


1972 (46-7 )   4月 立教大学文学部キリスト教学科教授に就任。 

・<書評> 八木誠一『新約思想の探求』新教出版社 ―― ――『興文』1972年4、5月合併号、(財)キリスト教文書センター、14−15頁。
・「聖化を鍵とした聖書解釈」『ウェスレーとメソジズム双書』No.6、日本ウェスレー協会、1972年7月。
<翻訳>ウェスレー『説教集』下、新教出版社、1972年7月。
・「聖公会とウェスレー(上)」『チャペル・ニュース』No.211、立教学院、1972年9月。
・「聖公会とウェスレー(下)」『チャペル・ニュース』No.212、立教学院、1972年10月。
・「自由:人間の解放」『教師の友』12月号、日本基督教団出版局、1972年12月。

・「完全論に関する二論文の発掘」 『渡辺善太−その人と神学』渡辺善太米寿記念文集刊行会編、1972年、219−234頁
・「現代イギリス神学」『キリスト教組織神学事典』教文館、1972年12月。
・「自由意志」『キリスト教組織神学事典』教文館、1972年12月。
 ・ 「ポール・ヴァン・ビューレンの思想的移行」『キリスト教学?』立教大学キリスト教学会、1972年

1973 (47-8 )   

・<Book Review>H. Ohbayashi : Troeltsch and the Theology of ??? , The Northeast Assia Journal of Theology NEAATS ???, 1973, 3.
・「希望」『教会教育』NCC教育部、1973年5月。
・<書評>「戦いの神学としての救済史の神学:山本和『救済史の神学』」『日本の神学』第12号、日本基督教学会、1973年9月。
・"Anstosee zum Gesprach", Gott in Japan, 1973, Chr. Kaiser Verlag, Munchen.
・<口頭>「世の終わりと個人の救い」日本組織神学の会講演、、於日本キリスト教団仁川教会、1973年10月2日
・<口頭>"Carl Michalson and Japanese Theology" ドルー大学 The Ezra Squier Tripple Lexture にVideo- Tape にて参加、1973年11月4日。
・「終末」『教会教育』NCC教育部、1973年12月。
・<翻訳>ウェスレー『神学論文』下、新教出版社、1973年12月。藤井孝太郎と共訳)。

1974 (48-9 )   

・「現代神学における神の国」 『聖書と教会』日本基督教団出版局、1974年。
・「ウェスレーの現代的意義」『新教』新教出版社、1974年3月。
・「神の死の神学」『教義学講座?』日本基督教団出版局、1974年、77-99頁。

1975 (49-50 )   

・<書評>金子晴勇『ルターの人間学』――『キリスト教学』第16・17号、立教大学キリスト教学会、1975年。
『ウェスレーの生涯と神学』日本基督教団出版局、1975年、12月。

  序説 ウェスレーの教会的背景
  第一部 ウェスレーの生涯
   第1章 育った家庭
   第2章 オックスフォードとジョージア時代
   第3章 福音的回心と伝道生活の初期
   第4章 伝道者ウェスレー
  第2部 ウェスレーの神学
   第5章 神学的認識論
   第6章 神と人間
   第7章 キリストの人格
   第8章 キリストの
   第9章 義認と聖化
   第10章 キリスト者の完全
   第11章 聖霊による確証
   第12章 教会論
  結論
  参考文献
  略年譜
・「終末論と希望の教説」『終末論』創文社、1975年。
・「神話の季節の再来」 『キリスト教学』第16・17号、立教大学キリスト教学会、1975年、11-36頁。
・<口頭>「解放と神学」日本組織神学の会講演、於四国学院大学、1975年10月8日。
・「キリスト教の時間論」 『エピステーメ』朝日出版社、1975年、12月号。
・<書評>L. Gilkey, "Reaping the Whirlwind ― A Christian Interpretation of History"――  『キリスト教学』第16・17号、立教大学キリスト教学会、1975年。

1976 (50-1 )   

・<口頭>「北森神学について」(佐藤敏夫と対論)日本基督教学会関東支部会、於国際基督教大学、1976年4月3日。
・「ウェスレーとメソジスト教会の説教」『説教者のための聖書講解』no.16、日本基督教団出版局、1976年9月。

1977 (51-2 )  

・「今日における神観の一問題」『キリスト教学』立教大学キリスト教学会、1977年 (※『神と希望』に第2部第二章として改稿の上所収)
・「ティリッヒの死」『死と終末論』創文社、1977年
・"God and the Absurd", Hermeneutics and the Worldliness of the Worldliness of Faith――A Festschrift in Memory of Carl Michalson, 1977, Drew Gateway, Drew University.

1978 (52-3 )  
・「キリスト教とニヒリズム」(柏原啓一と対論)キリスト教学会関東支部会、於国際基督教大学、1978年4月3日。
・<書評>Gilkey, Langdon: Reaping the Whirlwind―A Christian INterpretation of History, New York, Seabury Press, 1976 、『キリスト教学』第20号、立教大学キリスト教学会、1978年、110-115頁。
・「『神の死』と神」『神観の研究』創文社、1978年  (※『神と希望』に第2部第三章として改稿の上所収)。
・「解説」秦恒平『慈子』集英文庫、1978年12月。.
・「サリンジャーの宗教的世界」『ユリイカ』(3月号)青土社、1979年、146-157頁。


1979 (53-4 )  

・<対談>「人生にとって価値とは何か」(八木誠一と対談)『現代にとって宗教とは』日本経済新聞社、1979年5月。
・「プロテスタンティズムの明日」 『聖書と教会』1979年9月(特集:プロテスタンティズムの将来)、日本基督教団出版局、8-13頁。
・「笑いの構図」 『ユリイカ』(10月号)青土社、1979年、55-65頁。
・<翻訳>ティリッヒ『ティリヒ著作集4: 絶対者の問い』 白水社、1979年12月。


1980 (54-5 )

『神と希望』日本基督教団出版局、1980年10月。

  第1部 現代の神学的状況――神認識をめぐって
   第1章 キリスト教とニヒリズム――非神話化論とプロセス神学をめぐって
   第2章 キリスト教とニヒリズム――実存論的神学と女性解放の神学をめぐって
   第3章 悪の存在と存在論――ティリッヒ神学とバルト神学をめぐって
  第2部 神と希望
   第1章 キリスト教と神話
   第2章 永遠者なる神
   第3章 「神の死」と神
   第4章 宿命の物語
   第5章 歴史と希望
  あとがき


1981 (55-6 )

・「夢・ノンセンス・宗教」『ユリイカ』(5月号)青土社、1981年、83-95頁。
・「吉行文学の心象風景」『ユリイカ』(2月号)青土杜、1981年,171-185頁。


1982 (56-7 )

・「聖霊論−−この古くして新しき論題」『聖書と教会』日本基督教団出版局、1982年、14-19頁。


1983 (57-8 )

・「実存論的神学」他1項目『日本キリスト教歴史大事典』教文館、1983年6月。
・「イエスの組織神学的探求」『歴史の中のイエス』新教出版社、1983年(※『キリスト教と民衆仏教』に修正の上、所収)
・「キリスト教的人間観と暴力」『真理と創追』佼成出版社、1983年 (※『キリスト教と民衆仏教』に所収)
・「今日の英米神学――復活理解をめぐって」 『聖書と教会』 1983 4 月、日本基督教団出版局、 14-19 頁。
・<書評>A・R・.ピーコック『神と創造と科学の世界』(塚田理・関正勝訳)――『キリスト教学』第25号、立教大学キリスト教学会、1983年。
・「身体の非神話化」 『聖書と教会』1983年、14-19頁.


1984 (58-9 )

・<書評>A・R・ピーコック『神の創造と科学の世界』――『キリスト教学』立教キリスト教学会、1984年1月。
・”John Weslry”, ”Charles Wesley”『カトリック大辞典?』1984年9月。(未確認)
・<書評>『ティリッヒ組織神学』第3巻――『本のひろば』1984年11月号、キリスト教文書センター。


1985 (59-60 )

・「戦後日本の神学――回顧と展望」『福昔と世界』新救出版社、1985年 (※『キリスト教と民衆仏教』に所収)
・「静穏」 『この一筋につながる――高柳伊三郎先生記念文集』高柳伊三郎先生記念文集刊行会、1985年、80−82頁。
・「神学と世界観を媒介するもの」 『DEREK』第5号、1985年、35-41頁。


1986 (60-1 )

「伝統論」『熊野義孝の神学』新教出版社、1986年、51-73頁  
・「仏教.キリスト教.御利益信仰」『理想』(2・3月合併号)理想社、1986年 (※『キリスト教と民衆仏教』に所収)
・「終末論をめぐって」『聖書と救会』(6月号)日本基督教団出版局、1986年、20-23頁
・「永遠の命について」『聖書と救会』(7月号)日本基督教団出版局、1986年、20頁
・「パウル・ティリッヒにおける宗教と芸術」『聖書と教会』(8月号)日本基督教団出版局、1986年
・「最後の審判について」『聖書と救会』(8月号)目本基督教団川版局、1986年、20-23頁
・「死をめぐって説教で何を語るか」『聖書と神学』(第4号)日本聖書神学校キリスト教研究会、1986年  (※『キリスト教と民衆仏教』に第1章「死と復活」として修正の上、所収)。
・<翻訳>ウィリストン.ウォーカー『教会史:近.現代のキリスト教』(塚田理・八代崇と共訳)1986年3月25日、ヨルダン社。


1987 (61-2 )
・「戦後日本の聖書解釈論」『聖書と教会』(3月号)日本基督教団出版局、1987年
・「終りの目漂――終末論」『教義学とは何か』日本基督教団出版局、1987年


1988 (62-3 )

・「慈子を読む」(秦恒平『湖(うみ)の本』?「慈子」(下)、「湖(うみ)の本」版元、1988年。


1989 (63-4 )

・「現代における諸宗教間の対話――集中型と拡散型」(エルンスト・トレルチを回想しなから)」『聖書と教会』(3月号)1989年。
・<翻訳>リンシュトレーム『ウェスレーと聖化』新教出版社、1989年5月。(清水光雄、指谷朋子と共訳)。
・「虚無の克服」 日本基督教団水海道教会礼拝説教(1984年6月10日) 説教集『イエスは主なり』水海道教会編、創文社、1989年
・<書評>笠井恵二『シュヴァイツァー:その生涯と思想』新教出版社――『本のひろば』1989年8月号、キリスト教文書センター。
・<書評>『エックハルト ?』教文館――『本のひろば』1989年12月号、キリスト教文書センター。
・<書評>木田献一『旧約聖書の中心』新教出版社――『キリスト教学』第31号、立教キリスト教学会、1989年、12月25日。


1990 (64-5 )

・<翻訳>ティリッヒ『パウル・ティリッヒと芸術』日本基督教団出版部、1990年1月。(指谷朋子と共著)。
・「神学における発想の転換――開け行く宇宙に促されて」 『聖書と教会』(1月号)日本基督教団出版局、1990年。
・<書評> シドニー・オールストローム『アメリカ神学思想史入門』児玉佳興子訳、教文館 ―― 『本のひろば』1990年5月号、キリスト教文書センター、14-15頁。
<書評>『 「からだ」と神学 』――『本のひろば』1990年7月号、キリスト教文書センター。
・「遠慮なき回想」(『神奈川近代文学館』30号、1990年、10月15日)。
・「キリスト教と民衆宗教」『聖書と救会』(11月号)日本基督教団出版局、1990年、2-7頁  (※『キリスト教と民衆仏教』に所収)。
・「回想の神学者たち」『キリスト教学』第32号、立教大学キリスト教学会、1990年。


1991 (65-6 )

『ウェスレー』人と思想シリーズ、清水書院、1991年、1月10日。

はじめに
? ウェスレーの生きた時代
 一八世紀のイギリス
 英国国教会の性格
 ピューリタニズムと高教会主義
 臣従拒誓者
? エブワースの司祭館
 ウェスレーの家系
 エブワースでの回心
? 二つの回心
 第一の回心
 神聖クラブ
 ジョージア伝道へ
 第二の回心
? 伝道の旅
 モラビアニズムとウェスレー
 ホイットフィールドとウェスレー
 ウェスレーの説教
 結婚と死と
 あとがき
 年譜/参考文献/さくいん


・<口頭>立教大学最終講義「神学研究四十五年」於:立教大学チャぺル、1991年1月17日。
・「希望の宿命論」 『聖書と教会』(特集:希望)、1991年4月、日本基督教団出版局、14-19頁。1991年4月、日本基督教団出版局、14-19頁。

・『キリスト教と民衆仏教―十字架と蓮華』日本基督教団出版局、1991年.4月15日。
 
  序
  第1章 死と復活
  第2章 キリスト教と仏教との対話
  第3章 キリスト教と他宗教との関係に関する最近の論議について――トレルチを回想しながら
  第4章 十字架と蓮華
  資料? キリスト教的人間観と暴力
  資料? 戦後日本神学――回顧と展望
  資料? イエスの組織神学的探求
  資料? 神と不条理――椎名麒三
  資料? キリスト教と民衆宗教
  あとがき



1992 (66-7 )

・「神学研究四十五年」 立教大学最終講義 1991年1月17日 於:立教大学チャぺル (『基督教論集』第35号、青山学院大学基督教学会、1992年、1-19頁)
・<書評> 藤倉恒雄『諸宗教との対話の土台としてのティリッヒ神学』新教出版社 ―― 『本のひろば』1992年5月号、キリスト教文書センター、8-9頁。


1993 (67-8 )


1994 (68-9 )
・「民衆宗教としてのキリスト教――万有救済説を中心とする一考察――」『基督教論集』第37号、青山学院大学基督教学会、1994年、139-159頁


1995 (69-70 )     12月 雑誌『黎明』(松鶴亭出版部)を創刊。
・「現代神学への胎動」『総説現代神学』野呂芳男・熊澤義宣編、日本基督教団出版局、1995年9月。・「開けゆく宇宙とキリスト教信仰」『総説現代神学』野呂芳男・熊澤義宣編、日本基督教団出版局、1995年9月。
・「将来の神学形成を目指して」『総説現代神学』野呂芳男・熊澤義宣編、日本基督教団出版局、1995年9月。
・「『慈子(あつこ)』の思い出」『黎明』創刊号、松鶴亭(出版部)、1995年
・<対談>「史的イエスと現代のキリスト教信仰」(宇都宮秀和、佐藤研、丹羽清治との座談会。司会・林昌子)『黎明』創刊号、松鶴亭(出版部)、1995年、12月、4-73頁。

・『キリスト教の本質』松鶴亭出版部、1995年、12月。

 1 民衆宗教としてのキリスト教
 2 伝承と伝統
 3 ヘブライ的なものとギリシア的なもの
 4 実存論的神学
 5 究極的なものと絶対的なもの
 あとがき


1996 (70-1 )    12月 『黎明』第2号発行。  

・「ボールドウィン『もうひとつの国』とキリスト教<前編>」『黎明』第2号、松鶴亭(出版部)、1996年。
・<対談>「現代のキリスト教信仰を語る」(喜多川信と対談)『黎明』第2号、松鶴亭(出版部)、1996年、12月、24-71頁。

・『キリスト教神学と開けゆく宇宙』松鶴亭、1996年12月。

 1 大宇宙における生命
 2 キリスト教史と宇宙論
 3 テイヤール・ド・シャルダンの思想
 4 開けゆく宇宙とキリスト
 5 ナザレのイエス
 6 開けゆく宇宙と神
 あとがき


1997 (71-2 )    朝日カルチャーセンター(立川)講師。  

             12月 『黎明』第3号発行。
・「諸宗教を根底づけるキリスト――聖母マリヤ信仰を中心として『黎明』第3号、松鶴亭(出版部)、1997年。
・<対談>「キリスト教と他宗教との対話:道教編」(窪徳忠との対談)『黎明』第3号、松鶴亭(出版部)、1997年12月、4-42頁。


1998 (72-3 )    朝日カルチャーセンター(立川)講師。  

・<書評> ティリヒ『芸術と建築について』前川道朗訳――書評『本のひろば』1998年3月。                                  


1999 (73-4 )    3月 『黎明』第4号発行。
・「イエスと出会い、不条理と闘う」『朝日新聞』1999年3月23日
・「ボールドウィン『もうひとつの国』とキリスト教<後編>」『黎明』第4号、松鶴亭(出版部)、1997年.
・<対談>「聖書における世の終わりをどう考えるか」(村上良夫との対談)『黎明』第4号、松鶴亭(出版部)、1999年3月、4-47頁。


2000 (74-5 )   



2001 (75-6 )    5月30日 『黎明』第5号(特別記念号)発行。  

             『実存論的神学』の改訂作業に取り組む。(10月12日改訂増補版あとがきを書く。)

・「女神信仰と『ピノッキオの冒険』」 『黎明』第5号、松鶴亭(出版部)2001年5月30日、LXI-XC頁。
・<対談>「福音の演劇的理解について」(佐藤研氏との対談)『黎明』第5号、松鶴亭(出版部)、2001年5月30日、IV-XXXII頁。


2002 (76-7 )     3月 朝日カルチャーセンターを退任。  

             4月 キリスト教会ユーカリスティアを設立。名誉牧師に就任。
              5月 『野呂芳男ホームページ」を開設。
             7月 転倒し、右足大腿骨頸椎骨折、右眼を失明。

・「万霊節にあたって」キリスト教会ユーカリスティア礼拝説教、2002年8月3日 (入院中の病院にて録音)。


2003 (77-8 )   


2004 (78-9 )    3月 肝臓癌発症


2005 (79-80 )   

・『ジョン・ウェスレー』松鶴亭出版部、2005年8月2日。

  はじめに
  第1章 生涯
  第2章 どのようにして神を知ることができるか――神学的認識論
  第3章 人間について
  第4章 キリスト論
  第5章 キリストの業
  第6章 義認と聖化
  第7章 キリスト者の完全
  第8章 聖霊による確証
  第9章 実存論的なウェスレー解釈と、別の立場の研究者たちとの対話――アウトラー、ランヨン、カブ
  第10章 今後のウェスレー神学の研究方向
  あとがきにかえて モグラの唄
  ジョン・ウェスレー略年譜
  参考文献
  索引(事項/人物)

「キリスト者の完全について」本多記念教会礼拝説教 2005年10月23日礼拝。


2006 (80-1 )   

「日比野英次君の書評に触発されて」2006年当サイトに書き下ろし
「人生の諸段階(キルケゴール)について」2006年当サイトに書き下ろし

2007 (81-2 )   



2008 (82-3 )  
 


2009 (83-4 )   


2010 (84 )    4月26日早朝 肝細胞癌により死去。  

             5月2日葬儀。
             8月 『福音と世界』9月号「特集・追悼 野呂芳男


2011        7月30日 野呂芳男記念会  

             



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